先日、CLASを利用してエルゴヒューマンプロを借りたという記事を書きましたが、今度はアーロンチェアを借りてみました。
好みもあって、結局アーロンチェア(Aeron chair)を購入しました。
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アーロンチェアとは
HermanMiller社が出しているハイエンドオフィスチェアのことである。
横から見ると鳥の口先に見えないこともないが、超高級オフィスチェアで定価なんと22万6000円である、高い。
私が借りたのは昔のアーロンチェア クラシック(ランバーサポートの形状が違う)でしたが、購入したのはアーロンチェア リマスタードです。
少し長くなりますが、どちらを買おうか検討している方の参考になれば幸いです。
目的
- ソファが無いので、代わりにずっと座っていて疲れない、くつろげるデスクチェア
- 在宅勤務用に元々欲しかった
- 部屋の雰囲気に合う椅子
何が良かったか
決め手は
- 座り心地
- 見た目
- 3rd partyのヘッドレスト(atlas)
座り心地に関しては高級チェアだけあって申し分ないです。
私はBサイズを購入しましたが、肩幅が広いのでCサイズでも良かったかなと思いました。
CサイズのレンタルはほとんどないはずなのでBサイズを借りてみるか、Cサイズを店頭で数分座って判断するしかないと思います。
色々好みはあると思うのですが、以下は比較です。
Aeron chair vs Ergohuman pro
同じ高級チェアですが、値段が倍近く違う事もあって座り心地が全然違います。
どちらもCLASで借りたのですが、比較する点としては
- 座面の硬さ
- デザイン
- ヘッドレスト
- 腰サポート
- オットマン
- 調整機構
かなと思います。
座面の硬さ
エルゴヒューマンの方がしっかり硬めです。
アーロンチェアの方が柔らかいですが、これがアーロンチェアに座った時に包み込まれる感覚を作り出していると思います。
エルゴヒューマンはリクライニングしてリラックスもできるのですが、硬さゆえに若干疲れる感じがしました。
アーロンチェアは座るとどちらかというとフワッとした感覚があるのですが、たまに手で押し込んでみたりすると「これ本当に数十年ももつのか?」と思えるくらい柔らかく感じます。
この辺は好みが分かれますが、もうちょっとアーロンチェアはもう少し硬くてもいいのかなと思いました。
これは文字で見るより座ってみるしかないと思います。
エルゴヒューマンはちょっと硬めのリクライニングチェア、アーロンチェアは包み込まれるような感じが一人用ソファー感あります。
デザイン
椅子なのでデザインより機能性だとは思っていたのですが、エルゴヒューマンはちょっと存在感がありすぎるというか、メタル感が強すぎました。
部屋に置いたときに存在感がありすぎて、ちょっと重いなぁ…と思ったのを鮮明に覚えています。
実際購入する場合は限定のフレームまでブラックのものにしようと思っていたのですが、メタルフレームが結構圧迫感があります。
その点アーロンチェアのグラファイトは、色も強すぎず部屋に置いたときの圧迫感も少なく感じました。
展示場とか店頭で座ると意外と気にしないですが、レンタルして部屋に置いて見るとわかるので、地味に見落としがちなので借りてみて良かったです。
ヘッドレスト
エルゴヒューマンはデフォルトでついていて、アーロンチェアにはついていません。
エルゴヒューマンのヘッドレストが微妙に合わず、ここは不満でした。
アーロンチェアに関しては無いなら無いで良いと思っていたのですが、Youtubeとか見ているとAtlasのヘッドレストが良いと書いてあったのでアメリカにいた時に購入してきました。
日本で買うより5000円くらい安かったですが、重いし体積あったので日本で買えばよかったです。
Atlasはまだ使いこなせていない感じありますが、可動箇所も多く結構色々調整できるので、少なくともアーロンチェアのものよりは自分にフィットしている感じがします。
ただしAtlasだけで3万前後するので、そこはお財布と相談ですね。
椅子が22万したら3万はもはや誤差に感じます(私だけかもですが)。
Amazonだと売ってないですね、海外から個人輸入するしかなさそうです。
公式サイトなら全ての色が購入できます。
帰国までに届かない可能性があってメールでやりとりしたのですが、レスポンスも早くていい感じでした。
腰サポート
これは結構違います、私を含む腰痛持ちの方からすると一番大事かもしれないです。
ちょっと複雑なのですが
- エルゴヒューマンプロ…ランバーサポート(メッシュが腰を押してくる感じ)
- アーロンチェアリマスタード…ポスチャーフィット(プラスチックが腰を押してくる感じ)
と違いがあります。
アーロンチェアもシリーズによってはランバーサポートタイプがあるのですが
- クラシック…蝶々みたいな形
- リマスタード…縦長で2つに別れている
と違います。
私がCLASでレンタルしたのはクラシックの方だったのですが、この形状の違いで結構座った感じが違います。
個人的にはクラシックの方が好きだったのですが、リマスタードの方でも悪くないです。
エルゴヒューマンの方は結構色々試したのですが、腰を押されている感じが個人的には弱かったです。
腰に関しては一番好みが出るところですが、私はアーロンチェアの方が腰に違和感が少なかったです。
オットマン
あると便利ですけど、なくてもいいかなと思いました。
4000円くらいのフットレストを買ったのですが、これがあれば十分でした。
調整機構
どちらも慣れたらそんなに気にならないです。
住めば都的な感じかなと思いました、そこまで調整機構を使いこなせていないのもあるかもしれないです。
第三の候補:COFO Chair Premium
実はもう1つ候補があり、COFO Chairという明らかにエルゴヒューマンを意識した椅子が割と最近販売されました。
見た目も昨日も、廉価版のエルゴヒューマンプロだと思って差し支えないです。
気になったので、たまたま近くで展示されていたので実際に見に行って座ってみました。
感想としては「ヘッドレストもランバーサポートもCOFOの方がよかった」です。
エルゴヒューマンとCOFOどっちを買うかと言われたらCOFO一択です、それくらい私の体型には合っていました。
ランバーサポートは張りがあり腰を強く押してくれている感覚があり、ヘッドレストも大きさや調整具合、どちらも良かったです。
ただし見た目に関してはエルゴヒューマンよりは若干安っぽい感じがします、ただしデフォルトで首の後ろあたりにハンガー機構があるのは良いですね…。
見送った一番の理由としては、メッシュの耐久性についてが不鮮明だったからです。
エルゴヒューマンやアーロンチェアは、正規店で購入した場合10/12年の保証があります。
裏を返せば、これくらいの期間はへたらない自信があるという事です。
COFOの保証は3年で、まだ実績がないのでどれくらい長く使えるか分からなかったので候補から外れました。
ものすごい人気ですぐ売り切れてしまうので、欲しい方は早めに小まめにチェックすることを推奨します。
結論:座り心地が自分に合っているものを実際に座って探しましょう
元も子もない事を言ってしまうとこれなので、絶対に座ってみることをおすすめします。
座り心地や可動域、腰のサポートなどはカタログスペックでは語れない部分かと思います。
あとは余裕があればCLASのようなところで借りてみて、自分の部屋に合うかどうかを確認すると良いかなと思いました。
私は割とデスク周りを強化したいという思惑が強かったので、デザインも比較的重視しました。
高級オフィスチェアになると数年、数十年と使う事になるので良いものに出会えることを祈っております。
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