こんばんは、昨日は久しぶりに飲んで帰ってきたらすぐに爆睡してしまいました。
こんなこと今までほとんどなかったのに…歳だろうか。
本日は私自身が学生時代に考えた事を書こうと思う。
誰向けなの?と言われたら難しいが、数学科に入った(入ってしまった、入らざるを得なかった)学生が読んでくれたら嬉しいと思って書く事にする。
私自身は元々数学をやるつもりなど1mmもなかった。
元々志望があり、そこ以外は全く興味がなかったのだが、第一志望が前期しかなかったため、後期どこを受けるかに困っていた。
その時、私の高校の同級生は非常に優秀な人間が多く、彼らの事を思い出したときに「(私は理数科だったが)数学をやっている人間ってよく考えたらいない」と思った。
今考えても、私がいた理数科以外の普通科でも数学専攻の大学に進学したという話は聞いたことがない。
大学自体も第一志望以外のところはどこでも良いと考えていたので、母親の故郷でいった事がある県の国立大学に決めた。
で、そこに入学し、数学を勉強することになった。
今思えば「数学研究するとか凄い…」と言われる事が増えて良いのですが、入った当時は「え、これ将来どうするの?」と考えたり、同級生から「数学って何の役にたつの?」「意味あるの?」という質問のふりをした貶しを言われる日々でした。
もし、数学嫌いな方が見ていたら考えていただきたいのですが、大学の数学って何をすると思いますか?
大学の数学と一括りにすると色々と議論が進めづらいのですが、数学科の数学って何をすると思いますか?
結論から言えば「1+1=2になるのはなぜか?」と聞かれてこれを論理的に説明するのが数学科の数学です。
人によってはこの時点で「あっ…」って感じだと思いますが、数学科ではこの手の話をひたすら考えます。
まだこれくらいなら良いですが、2次元、3次元、4次元…n次元の話など見えないことばかりを紙の上に書く式と理論だけで考えるので、本当に難しいとおもいました。
正直、今から戻ってやりたいかといえば「もっと頭がよかったら」やりたいです。
ただ私の様な凡人の頭には少し敷居が高い学問でした。
私が大学に入ったときに思っていた事は「数学だと進む先で1番良いのは大学教授になることかなー…、その方向で考えるか」と思っていましたが、入学3日でなんと浅はかな考えだったのかと思い知らされました。
後に知ることになるのですが、教授になるためには頭が良く、専門性があるだけではなれず、そこに運が絡んできます。
研究機関の数も有限ですし、学生の数も有限なので、教授になれる人間の数も有限なわけです。
しかも中学高校よりも学生の人数が少ないため、母数が少なくなります。
教授にさえなれば約束された人生がほぼほぼ保証されますが、おそらくどの選択肢として考える得る職業の中で1,2を争うくらい茨の道だと、私は考えています。
そんな世界を見てしまったため、大学に入学して、浪人していた頃より不安になるという事態になってしまいました。
では、仲良くなった同期がどの様な道を目指しているか聞いてみたところ大半が「教師を目指してる」と答えていました。
つづく。
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