「自分が何をすべきで、何をしないか」を分かっている人は強い

こんばんは。

金曜日は開発職の先輩方と飲みに行ってきました。

私は一人だけ設計職であり、一番若いのも私で他の4人は私に比べると少し年齢が上でした。

飲み会に至ったのは実は金曜日は別の飲み会があったのですが急遽中止になったためそちらの飲み会に誘われた次第です。

結構上の方がいらしたのですが、普段から良く声をかけてくださる方ばかりでしたので比較的気楽に飲み会が進みました。

参加している方の一人に今一緒に仕事をしている方(以後Kさん)が来ていたので後半はその方とばかり話をしていました。

Kさんは元々は大学の教授をしており、諸事情により今の会社にいます。

理系大学の教授をしており、非常に知識が豊富で冗談が物理やら数学やら化学やらと知ってる人しかわからないような例えが飛んできます。

例えば天気の話をすると「ナビエ・ストークス方程式…」と言った感じです、分かる人のほうが少ない

そんなユーモラスかつ知識に溢れた方で、仕事を一緒にしているため普段できないような話を沢山聞き、またしていただきました。

以前、私とその方が参加したとある会議があり、その場で別の部署の方が「そんな何の仕事をしているかわからない事にお金は使いたくない、費用を下げろ」と怒っていました。

その場に居た私も、以前から思うところがあったため心の中では「確かに、そこ下げてくれたら少し楽になるのになぁ」と思っていました。

その話をしていたとき、そのKさんが「あんなことで怒るやつはアホだ、自分のことを過信しすぎている」と仰っていました。

私には正直何を言っているのかわかりませんでした、なので良く話を聞いてみると

「だって(何をしているかは正直良くわからないけど)自分がやりたくない仕事を一手に引き受けてやっているんだぞ。俺なら金もらっても嫌だね。自分の今している仕事がきつくてもいいから俺はこっちをやりたい。」

とおっしゃっていました。

私は酒を飲んで酔っていましたが(帰りもフラフラで半分記憶がないですが)、それでもこのときの会話だけはあの時からずっと頭の中でループしており、私の中の仕事へのもやもやが一つスッキリしました。

そんな発言当たり前でしょ、と思っている方もいるかも知れませんが、いざ「何をして何に金を使っているかわからない、不信感しか感じないような職場の人」が目の前に表れるとそうは言えないものです。

ただ、その方は開発職として自分がすべき仕事を常に優先して考えており、開発職としての自負があるということがはっきりわかりました。

私は、メーカーという会社を支えているのは開発職と設計職だと思っています。

で、私もまだ未熟ながらそういう自負を持っていますが、それでも先程のような事を感じているうちはまだまだ未熟で、仕事に対してもとい自分の目の前にある問題に対して真剣に取り組めていなかったと思い知らされました。

自分がなすべきこと、しない事をはっきりと見据えている方はこういう発言ができるのかと心から感動しました。

良く「自分がすべき事としない事が分かっていることが重要」という文言を目にしますが、これを実際に目にしたときの心への響き方は凄いです。

もしこの文言を目にして「そんな事分かっとるわい」という方はぜひそういうことができると言われている方と話をする機会を手に入れてください。

私のような若輩者ですらこのように思えるので、皆さんならもっと心に響くことがあると思います。

明日からはもっと別の視点で仕事に取り組めそうです、少なくとも雑念はだいぶ減りそうです。

私も仕事の仕方だけでなく、こういう心の持ち方を教えられる(言葉だけでなく、実感を与える)ような人間に成長したいと強く感じました。