春闘のまっさ中、ベアもそうだが若い世代への傾斜を真剣に考えるべき

こんにちは。

最近私の会社では春闘の話題が良く上がります。

今年は世間的にも好調な会社が多く、ベアに期待する声を良く耳にします。

が、個人的な考えで言えば全体のベアよりもやって欲しいこと、すべきことがあるのではないかと考えています。

ベアって?

ベアはベースアップの略ですね、基本給の底上げのことを指します。

このベースアップによって毎月もらえる給与が増えるわけです。

ベースアップのもう1つの効果として、基本給が上がるため、賞与、いわゆるボーナスでもらえる額も増えます。

ボーナスは単純に基本給*ボーナスの割合なので、基本給が増えれば増えるほど額が増えます。

これが積み重なっていけば個人としてもらえる額が増える一方、上げた分を減らすことは困難であるため、会社の負担が増えていきます

ベアをしても会社は厳しくなるだけ?

ベアというものは基本的に全社員に適用されるため、あげればあげただけ会社の負担が増えます。

変な言い方をすれば、ホワイト、やめる人が少ない会社であればあるほど厳しくなります。

私のいる会社もそういう意味ではやめる人が少ない会社であるため、ベアによる負担は大きいです。

しかも組合が示したデータでは、平均給与が上がっています。

理由は明白で、やめる人が少なく、年功序列であるため、社員の平均年齢が上がっているだけです。

こういうところにベアをしても、今後会社としてはかなり厳しいのではないかと思います。

少しずつ売り上げが伸びて成長していっても、ベアや賞与のUPだけでは会社としては全く成長しません。

上がれば上がっただけ全員に還元されてしまうため、土台を伸ばすことが減り、上の人の給料が上がるだけです。

では今は何をすべきか?

売り手市場だからこそ、売りにきたくなるような体制を

簡単にいうと、若年層や、会社を一番引っ張っているであろう30~40代の方への傾斜をつけるべきだと思います。

特に若年層、具体的には新人~5年目くらいではある程度手厚くすべきかなと思います。

何故か?

この世代の方々の姿を見て、来年以降に採用試験を受ける顔ぶれが大きく変わるからです。

私の会社ではリクルート制度という制度があり、2~4年目くらいの社員が母校を訪ね会社を宣伝する機会があります。

ここで宣伝する人間がどういう顔をしているか、どう宣伝するかが非常に重要だと思います。

昨今では、ポジショントークなのか何なのかわかりませんが「とりあえず大企業はオワコン」みたいなことを口々に叫び、それに感化されて就活をしない学生も増えてきています。

これ自体は悪いことだとは思いませんし、今後の流れとしてはそういう人間が増えていくのではないかと思います。

そういう中で企業として優秀な人材を確保するためには、採用した学生の母校での結びつきを使う、ということは非常に有効な手段だと思います。

ただ、やはりそこにはやりがいや、他社にはないメリット、魅力がないと難しいのではないかと感じます。

何をすればよいか?

一番わかりやるい方法であれば、若年時の給与の伸びを少し大きめにするでしょうか。

奨学金を借りていた同期と話しをしたときに思ったのは「若い時の方がお金がかかって厳しい」ということでした。

特に奨学金は毎月返済があり、話をした友人は毎月45000円支払っているとのことでした。

奨学金に関する是非はまた別の話として、奨学金を借りて大学に通っている学生は今後増えるのではないでしょうか。

大学の授業料も上がり、税金も上がり、大学進学は少しずつ金銭的にハードルが高いものになっていくのではないでしょうか。

しかし、話をしている感じだと、苦労してでも大学を卒業している人間の方が優秀気がします(あくまで個人的な意見です)。

特に院卒であれば、その確率は高くなるように感じています。

すでにやっている起業もあるかもしれませんが、奨学金を借りているような学生に対しては、退職金の前借的な感じで返済してあげる、というのも面白いかなと思います。

何が言いたいかというと、新卒で一番考えてしまうことはお金の事である、ということです。

やりがいだけでは大企業勤めは厳しい

良く「やりたいことをやっていれば給与が少なくてもかまわない」という文言を目にします。

これは私も全面的に同意します。

しかし、実際に企業に勤めるということは100%やりたいことだけを追求することを捨てている、という部分があります。

企業で働く以上、やりたいことだけをやることはできないわけです。

そうなると次に考えるのは「ライフワークバランス」か「お金」のことになるわけです。

変な話、ライフワークバランスが崩れているとお金の事を気にしづらくなりますが、ライフワークバランスが取れていると今度はお金のことに思考が行きます。

バランスが取れているからこそ、やりたいことが出てきたり欲しいものが増えるわけです。

特に結婚していない、自分の好きなことができる若い時期こそ顕著だと思います。

私に関して言えば、やはり若い時にしか勉強しても身につかないことは多いと思うので、勉強する機会をもっと増やして欲しいと感じます。

そういう場を会社が大々的に作ってあげる、または先ほど述べたように若いうちの給与体系を少し変えるなど「今後の会社を引っ張っていく若い人に投資をしていく」という姿勢が非常に重要になるのではないでしょうか。

残念ながら私の会社、ある分野では大手ですがこういう姿勢はほとんど見られません。

組合としては全社員の給与に関することなので全員の給与を上げることが重要だと思いますが、その中で上のようなことを提案していくべきだと思います。

他の組合の話もしていますが、おそらくこういう姿勢はどこの大手でも変わらないように感じています。

他の企業がやっていないからこそ、こういう若手を買い取りに行く、という姿勢をいち早く出していくことは、売り手市場の現在では非常に有効な手段だと思います。

良く言われますが年功序列はオワコンだと思います。

今後は大企業であれ、大手であれ、買う側である機会は減っていくと思われるため、労使共々会社のことを本気で考えるのであれば、青田買い政策を打っていくべきだと思います。