こんばんは。
久しくNetflixを見ていなかったのでちょこっとのぞいてみたら気になるタイトルが…。
三國無双の実写だと…?三国無双のディスクが読み込めなくなるくらいやった身としては見ないわけにはいかないので早速見てみた。
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余談:三國無双について
三國無双は三国志時代の武将を操り、一騎当千するゲームである(小並感)。
KOEIが発売している作品で、北斗無双など〇〇無双の元となったゲームである。
PS2発売初期に出た真・三國無双といえば、当時一世を風靡し、私もデパートの体験版を独占し、購入してからも頭がおかしくなるくらいやった。
現在は8?まで発売されており、個人的には2が最高傑作だったが根強いファンがいる人気シリーズだ。
真・三國無双と聞くと初代をすごく思い出し、呂布があまりに強すぎて射程外から弓を打って倒したり、拠点兵長を柵と馬の間に挟んではめて防御+8を作る作業を延々としていたのが記憶に新しい。
とまあ私の人生を狂わせた二大作品の一つであり、何も考えずにでき爽快感のあるゲームである。
もう一つの作品は、同KOEIから出されている信長の野望だ。
ちなみに真・三國無双と三國無双は厳密には違い、三國無双はPSの格ゲーである。
書くのが面倒なので、以下では無双と略す。
良かった点
一部声優が原作と同じ
まず最初に、見るなら字幕ではなく日本語吹き替えで見てほしい。
というのも武将の一部が原作と同じ声優になっているからである。
この辺は原作をやった人にとってはとてもうれしいところだと思う。
董卓がリアル
無双をやったことのある人なら記憶に鮮明に残っているであろう董卓、2か3からやたら酒池肉林という言葉を使うようになったが、そのまま姿である。
声優もそのまま、やってることもそのまま。
側近のダメそうな感じもリアルだったので導入はすんなりと入れた。
ただ黄巾討伐でそんなに目立った働きはしていなイメージなので、そこは史実とは違う気がする。
まぁ2時間に収めるために、フリとして董卓を出す必要があるから仕方ないが。
ある程度史実に沿っている
無双の初期は謎年表による謎ストーリーが入っていたことがあったと記憶しているが(とはいえ今回も謎董卓はあった)、今回の作品は史実に基づいて三国志を知らない人でも時代の移ろいがわかるようになっている。
あとで書くが、ちょこちょこ大事だろうというところが端折られているので、そこはいただけない。
曹操が呂伯奢を殺してしまうシーンもあるが、そこも中々良い出来だったと思う。
とはいえ、英雄用の武器を手に入れるシーンは急に出てきて「?????」だったが。
三國無双の世界観は出ている
呂布が無双したり、一人で敵をぶっ飛ばしたり、なぜか薙刀から炎や雷が走ったり、この辺を出していることで無双の世界観はとりあえず出せているのかなと思った。
華雄無双が面白い
本作は2時間という尺の中で、董卓が洛陽を燃やして逃げる~劉備と曹操が会って話す(このシーンもイメージと違うがまぁそれは良しとする)ところまでである。
なので見どころとしては汜水関で華雄が無双するところ、虎牢関での劉備三兄弟vs呂布なのだが、華雄は割とイメージ通りだった。
何人も挑んでやられていくところも史実通り?なのだがユショウなどの武将がやられるたびに首が500m~1kmくらい吹っ飛んで連合軍の評定場に飛んでいく。
そのあと関羽に速攻で殺されるわけだが、このシーンだけはなぜかちょっと笑ってしまった。
貂蝉が美人
貂蝉が出てくるのはかなり最後に一部だけですが、めちゃくちゃ美人です。
音楽がよい
無双といえばあの爽快感を誘う音楽ですが、今回の作品中でも無双サウンドが随所にちりばめられている。
関羽・呂布の役者さんが頑張ったと思う
三國志で根強いファンが多いこの2人だが、役者さんは大変だったと思う。
特に呂布、最初みたときは「ちょっと違う…?」と思ったが、後半は入り込んでいてこの人で良かったんじゃないかな?と思えた。
関羽も最初見たときは「なんか小さくない?」と思ったが、そこは演技力でカバーしていたように見える。
張飛もだが、この辺の武勇で伝わった武将はもっとゴリラ体系ででかいイメージがあるので、CGで少しでかくしても良かったんじゃないかとは思った。
悪かった点
一部声優、主要武将が出ていない
本作の主人公は、曹操、劉備三兄弟、呂布、時点で董卓だと思うが、なんと曹操の声優が原作と違う。
そして魏を語るうえで外せない夏侯惇が出ていない(何故か最後の方で曹仁は出てくるが、これも三國無双の曹仁とはかけ離れている)。
趙雲も、名前くらいは出てくるかなと思ったが出てこない。
なぜか孫三代が3人とも董卓討伐に参加している(孫権はめちゃくちゃ子供)。
この辺はもう少しどうにかならなかったのかなと思う。
曹操も劉備も、年齢設定が低すぎる
おそらく、曹操と劉備という二傑が三国の時代を築く!若い二人が!としかったのだと思うが、董卓討伐の時、曹操はすでに30を超えている。
本作だとどう見ても20台半ばくらいに見えるので、もっと重厚感のある俳優を選んでもよかったのではないかと思う。
劉備はまぁギリギリ許容できるが、原作の声と俳優の顔が合ってないのを意識するとちょっと苦笑いが出る。
最後のシーンでとってつけたような髭を曹操がはやしているが、逆に違和感しかない。
張飛の影が薄すぎる
張飛はほとんど何もしてない。
最後の呂布とのシーンも、とある理由から3兄弟は自傷をするのだが、張飛が一番痛みを伴わない自傷の仕方で一気にキャラ崩壊した。
呂布 vs 三兄弟のシーンは馬上のイメージ
なぜか普通に馬を降りて、橋ぶっ壊して空中で戦っていた。
ついでにだが、赤兎馬の赤兎馬感が全然ない。
よく見るとちょっと赤い、気性が荒いのかな?と思うくらいの普通の馬に見える。
ここもCGでデカい馬にしてほしかった。
とはいえ原作をやったことがある、好きなら見ておいて損はないと思う
この記事を書こうと思っていた前はダメだし部分の方が多いなと思ったが、忘れてしまったのでとりあえずこの辺にしておく。
それでも原作をそこそこやったことがある人なら、見ておいてもいい作品かなと思う。
何故か孫氏の3人が出てきていたので、次回作もあるのかな?と少しだけ期待している。
といっても孫策は出てきてもすぐ死ぬ運命になるか、死んだことなっていそうだが…。
次回作があるなら、長坂の戦いで張飛と趙雲にフォーカスを当てて活躍させてほしい。
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