大学無償化って本当に必要なの?

本日はもう1本。

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学問をしに来ている人のほうが少ない?

まず最初に私自身は「3浪しているし、大学院まで進学していて奨学金も借りていない」という立場であるということを明らかにしておきます。

仕送りもいくらかもらっていました、だけどバイトもそこそこしていました。

この立場である事をさしおいても「大学に何をしに来ているかわからない人のほうが多い」というのを非常に感じました。

私は国立大学に進学し、大学院も国立に進みましたが、学部生時代は特に上記のことを感じました。

正直いうと、大学って「勉強するために来ていて、自分より頭の良いやつがゴロゴロいる」とビビっていました。

しかし入るとそんなことはなく、結構な確率で「ウェーイw」か「…」の二極化で「なんやこれぇ!」ってなります。

特に私は数学科だったのでその差が上も下の代も顕著でした。

50人以上いる同期の中で、勉強をまともにしているのは片手で数えられるほどだったと記憶しています。

授業料無料ってそんなに甘い物ではない

大学に行くとどこでも「授業料が海外に比べて高い!」「安くするために署名お願いします!」という活動を行っています、少なくとも私の大学ではありました。

ただそれを見るたびに「そのための努力は学問に向けてやっているのか?」と思っていました。

まだ国立大学なので主張としては納得できる部分もありましたが、その活動をしている時間があればその時間で授業料無料を狙ったほうが良いのでは、と思います。

私の学部では学部の1位のみ授業料無料を受けることができます。

私は2度その授業料無料を狙って勉強したことがあります、結果的には取れませんでした。

上位3人にまでははいったのですが、1位は少し次元が違いました、特に数学科なので超えられない壁がありました。

学部生のときに2度ほど成績優秀者に選ばれたのですが、いつも1位の彼は1年から4年まで不動の1位でした。

正直「彼なら負けても仕方ない、こういう人が授業料無料ってもらうべきだろうな」と思いました。

彼は大学院も一緒でしたが、やはり優秀さは変わりませんでした。

そもそも大学っていつから「必須項目」になったの?

一番の問題はいつからか生まれた「大学は絶対に行かないといけない!特にこのご時世大学も出てなかったらダメだ!」という考え方だと思います。

確かに私も「大学くらいは出たほうがいいと思うなー」という発言はしますが、それは「大学に行って専門性を身に着けておくことは重要」という意味で言っています。

このご時世だと逆に大学に行かなくても仕事で大成する人のほうが多いと思います、だけど私個人の考えとしては「大学でしか学ぶことができない専門性は身につけておくべき」という意味です。

この制度は家庭の事情”のみ”で無償化を考えています、これでは根本的な解決にはなっていません。

よくわからない大学(特に私立)に行ってよくわからないまま卒業しても、要件にあてはまればお金はかからず大卒の称号を手にできる、うーん。

本来、よくわからない大学が淘汰されるべきですが、色々な利権が絡んでいるためそちらにはメスを入れることはできないのでしょうね。

かと行ってよくわからない大学であっても「専門性を勉強」している学生は少なからずいるはずなので、そういった学生にもっとフォーカスを当てて欲しいです。

 

 

 

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